【玉川上水・小金井公園のヤマザクラ】
お花見といえば「ソメイヨシノ」ですが、玉川上水から小金井公園にかけては「ヤマザクラ」がメインなので、想像している風景とはちょっと違うかもしれません。
小金井橋を中心として玉川上水両岸のサクラ並木は「小金井桜」と呼ばれ江戸時代から明治にかけて人気のサクラの名所でした。
1924年(大正13)には国の名勝に指定されています。
当時は1471本ものヤマザクラがあり、人気の花見スポットでした。
戦争や都市開発を経て、残念ですが、戦後は730本と減少してしまっています。
全国でもあまり例のない「ヤマザクラ並木」。
「小金井桜」を復活させる働きがあり、現在では1000本を超えるほど復活してきています。
ヤマザクラは他の品種に比べて華やかさは足りないかもしれませんが、素朴で上品なサクラです。
シートを広げてのお花見の中心は小金井公園に移っています。
今ではヤマザクラを中心に1400本のサクラが植えられています。
広場のサクラは特に枝ぶりがよく、大きく広げた桜の枝の下でお花見を楽しめます。
園西側には「桜の園」があり、多品種のサクラがひと月に渡って咲き続けています。
【小金井公園について】
小金井公園は玉川上水沿いにある面積約80ヘクタール(東京ドーム17個分)もある広大な公園です。
都市公園として開園する前は小金井大緑地でしたが、戦後東宮仮寓所に指定されたこともありました。
都内では少なくなった武蔵野の面影を残す雑木林や広い草地、バードサンクチュアリがあるため、野鳥の楽園となっています。
遊具も充実しています。人気はソリゲレンデとふわふわドーム。
家族や友人とBBQをしたり、静かに過ごしたいときは芝生広場や雑木林のベンチで過ごしたり、と色々なシチュエーションに対応できて楽しめる公園です。
【豆情報】
サクラ本数 小金井公園1400本
主なサクラの種類 ヤマザクラ、ソメイヨシノ、オオシマザクラ
その他のおススメ 小金井公園:江戸東京たてもの園、黄葉(11月~ )
【アクセス】
JR中央線 武蔵小金井駅下車
①西武バス「小金井公園西口」下車
②関東バス「江戸東京たてもの園前」「小金井公園前」「スポーツセンター入口」
※『桜の園』に一番近い停留所は「小金井公園西口」です
駐車場:有(有料)
※駐車場自体は広いので相当数を止められますが、
五日市街道が1車線のため駐車場渋滞が発生します。
お気を付け下さい。
長く続く雨でサクラもどこまで頑張ってくれるか・・・
玉川上水のサクラ並木は落ち着いた美しさがあります。
週末も天気が良くなさそうなので、晴れの隙間があったらすかさず見に行きたいですね。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました🌸