お気に入りの名所から赤の美しいスポットをピックアップしています。
お次は小石川後楽園をご紹介します。
東京ドームの真横にある小石川後楽園は、都心とは思えないほどの緑豊かでしっとりとた空間です。
広さ7万㎡はお隣東京ドーム約1.5個分。
ゆっくり回るには程よい広さ。
静かで美しい庭園です。
【小石川後楽園の見どころ】
園内には、イロハモミジが約480本、ハゼ、イチョウ、ケヤキ等も合わせると紅葉する木が約900本もあります!
赤や黄に染まる木々、水面に映る様子、落ち葉が描く模様。
どれをとっても美しく、豊かな秋を実感できますよ。
特に琵琶湖に見立てた「大泉水」周辺。
朱塗りの通天橋の周りでは紅葉の名所である京都東福寺の通天橋を模して造られているだけに趣があり、見応えのあるスポットです。
みなさん思い思いに写真を撮っています。
木の種類の多い小石川後楽園では紅葉の時期も違うので日々色が変化します。
この時期1度といわず何度も訪れたくなるような庭園です。
【小石川後楽園について】
江戸時代初期に水戸藩主祖、徳川頼房の時に江戸の中屋敷の庭として作られたもので、二代藩主の光圀の時代に完成した回遊式泉水庭園です。
光圀は庭園を造るに際し、明の儒学者である朱舜水の意見を取り入れ大名庭園を完成させました。
舜水は庭園を名付けるにあたって中国の教え「(士はまさに)天下の憂いに先立って憂い、天下の楽しみに遅れて楽しむ」から「後楽」の文字を選び「後楽園」と名付けました。
庭園は小石川台地の起伏にとんだ地形を巧みに生かした園内に、日本各地や中国の景勝地を巧みに配置して、堂々かつ繊細さもある景観を作り出しています。


小石川後楽園は昭和27年3月、文化財保護法によって全国でも9か所しかない特別史跡及び特別名勝に二重で指定されています。
【例年の紅葉の見ごろ時期】
11月中旬~11月下旬
【小石川後楽園へのアクセス】
東門:JR総武線・都営三田線「水道橋」徒歩5分
正門:JR総武線・都営大江戸線・東京メトロ東西線・南北線・有楽町線「飯田橋」徒歩8分
水道橋に降りると東京ドームやビルが立ち並び、緑とは真逆の景色が広がっています。
そこからわずか5分のところにこの景観があることに驚きです。
庭園として残してくれて感謝。
買い物や遊園地で過ごした後にでもいかがですか?