お気に入りの名所から赤の美しいスポットをピックアップしています。
お次は殿ヶ谷戸庭園をご紹介します。
【おススメポイント】
国分寺崖線という地形を活かした庭園です。
「回遊式」庭園なので、ルートに沿って回ってみましょう。
日頃はしっとりとした趣のある庭園です。
紅葉の時期になると鮮やかさがぐっとでて、華やぎを感じられます。
イロハモミジが多く、紅葉の時期は崖上も崖下も一面が真っ赤に染まります。
紅葉亭から見下ろす約200本のイロハモミジの紅葉と池の眺めには期待以上の景色が広がっています。
そこかしこで見る人たちの感嘆の声があがっています。
【殿ヶ谷戸庭園について】
殿ヶ谷戸庭園は大正2年(1913)から4年に江口定條(後の満鉄副総裁)の武蔵野の自然を再現した別荘として整備されました。
昭和4年には三菱財閥の岩崎弥太郎の別邸となり、現在のような回遊式林泉庭園となりました。
その後東京都が買収し、有料庭園として一般公開されています。
庭園の名称は、昔この地が国分寺村殿ヶ谷戸という地名であったことに由来します。
この庭園は武蔵野の国分寺崖線の南の縁にあり、自然の高低差の地形を巧みに活かした「回遊式林泉庭園」として造園されています。
武蔵野台地と崖線の自然がいい状態で保たれているため、武蔵野で自生し続けてきた野草が数多くみられます。
特に早春のカタクリやニリンソウは武蔵野の風情を出していて、23区の庭園とは一味違った趣があります。
回遊式の園の植生は、崖の上は赤松で彩られた明るい芝生地、下っていくと崖下の湧水池、竹林の道が続き雰囲気が一変します。
見どころの一つです。
ハケと呼ばれる湧水窪地から、今でも毎分37リットルの湧水が次郎弁天池に注ぎ、野川に流れています。
イロハモミジはこの池の周辺に多くあり、高台の紅葉亭から見下ろす眺めは格別です。
紅葉の時期はもちろん、新緑の衣美しい眺めが見られます。
殿ヶ谷戸庭園は平成23年9月に国指定の文化財、名勝となりました。
開園:昭和54年4月1日
【例年の紅葉の時期】
11月後半~12月上旬
※11月14日時点では紅葉の状態はまだ色づき始めている感じです。
【殿ヶ谷戸庭園へのアクセス】
JR中央線、西武国分寺線・西武多摩湖線 「国分寺」駅 徒歩2分
駐車場:無
【入園料】
一般 :150円
65歳以上:70円
小学生以下及び都内在住・在学の中学生:無料
春のカタクリやニリンソウの季節もおすすめです。
園内は決して広くはありませんが、起伏があり、ちょっとした運動にもなりますよ。
駅から近いのもいいですね。